エルニドリコーダープロジェクトについて

フィリピンの教育環境と音楽授業

フィリピンの子ども達はとても勉強熱心で、学校で学んだり教育を受けるのが義務ではなく積極的に行っています。先生の教えはもちろん、教育実習やボランティアの話にも一生懸命耳を傾けメモを取ります。それはなぜか。フィリピンの子どもは、しっかりと教育を受けた後に仕事に就いて家族を貧困から救おうと考えています。これほど学校で教育を受けてたいと思っている子ども達ですが、実際には学校に行けない子供がたくさんいるのが現状です。

フィリピンの子供教育の現状とデータ

以前のフィリピンの学校制度は6・4制で小学校が6年、高校が4年(中学はありません)でした。義務教育の期間が10年しかなく、高校を卒業してもまだ16才でした。2012年にK-12システムを導入したことにより、小学校6年、中学4年、高校2年となって国際基準に追いつきました。 就学率は高く、2011年~2012年のデータによると初等教育で97%、中等教育で65%を記録しています。ただし問題は就学はしても、その後多くの子ども達が途中で脱落してしまうことです。卒業率は小学校で65%、高校で50%に過ぎません。卒業できない理由としてもっとも多いのが、「家族の経済的な理由」です。貧困の度合いが増すごとに、小学校を卒業することさえできない子ども達が増えます。 ケソン市のアルフレッド・バルガス議員は2017年に、小学生と高校の脱落者数は480万人に達し、2012年以来11%増加したと報告しています。 脱落してしまう原因としては、親が在学中に失業し経済的な理由から学業を断念するケース。そして、フィリピンでは子どもが家業を手伝いし、家計をサポートしていることも多いという点です。また、貧困問題を抱えるフィリピンでは義務教育を受ける年齢になっても学校に通えない子どもが大勢います。授業料無料の公立学校でも制服や文房具代など学校に通うためにはお金が必要です。毎日の通学費も貧困家庭にとっては大きな負担になり、結局学校を卒業できず脱落してしまう子が、小学校の場合35%にも上ります。

小学校に入学させることができない 貧困家庭も数多くあります。

フィリピンの音楽授業

多くのフィリピンの子ども達が通う公立の学校には、音楽の授業は実際に存在しますが、現状は一人の先生が体育・美術・音楽をまとめて教えていることが多く、専門の音楽の先生がいなかったり学校に楽器が一つもなかったりと、音楽の授業を満足に学ぶ機会が少ないのが現状です。 

NGO “Friends of El-NIdo” の大塚さんが子ども達にリコーダーを贈った際の写真

なぜ音楽を教えるのか

貧困の中でフィリピンの子ども達は「学び」と「遊び」に没頭する事が難しく、努力をして人に評価されるという経験がなかなかできずにいます。音楽活動の中から自分らしさを見つけ、仲間たちと目標に向かって建設的な行動をとれるようになった時、きっと彼らは自分たち自身の力で課題や困難を乗り越えていくことでしょう。

リコーダーの回収について

函館市立中学校全校・北海道函館西高等学校に設置してある回収箱までご持参いただくか、送料発払いにて下記の住所にお送りください。

エルニドリコーダープロジェクト実行委員会

〒041-0843 北海道函館市花園町26-12

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TEL 0138-84-8672

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